古くから東京の名所として親しまれてきた隅田川に面し、その反対側には日本の国技である相撲の聖地である両国国技館や江戸東京博物館があり、歴史が息づく穏やかな街に『THE GATE HOTEL(ザ・ゲートホテル)両国 by HULIC』はある。街の至るところにお相撲さんが歩いていて、相撲に然程詳しくない筆者もテンションが自然と上がるのを感じた。
今回は、京都でも宿泊した『THE GATE HOTEL』シリーズの東京版を見てきた。京都の『THE GATE HOTEL 京都高瀬川 by HULIC』同様に、ワーケーション用の部屋をチェックしてきたので、その詳細をお届けしたい。
宿の紹介
少しレトロな両国駅。駅構内には、相撲の土俵が描かれていたり、相撲の街というのがよく分かる作り。宿はここから徒歩3分。

エントランス

エントランスには、ホテル内のレストラン「Anchor」の案内が。

レセプションは2階なので、エレベーターを使って上がる。


ロビー
2階へ上がると、両国国技館がキレイに見れる。

その反対側には、リバーサイドのホテルだということが分かる隅田川が。朝、ここをランニングするのは気持ち良さそうだ。

ラウンジ
レセプションの左奥がレストラン「Anchor」。

お部屋
今回宿泊した『Modest(モデスト)』は、旅先のオフィスをイメージし作られた部屋で、外部モニター、キーボード、マウス、iPadを置く台、可動式のデスク、ハーマンミラー社のアーロンチェアを備える。また、嬉しいのは専用高速WiFi。スピードに関して後ほど。オフィス仕様なので、部屋はそこまで大きくないが、個室のオフィスに宿泊施設が付いたと思えば十分だと思う。

クローゼットはなく、壁の右側にハンガーが2つだけかかっている。

部屋は奥に、可動式のデスクがあり、手前にベッド。ベッドも一人には十分なサイズ。

部屋の奥からの写真。

テレビは、ミラーリング可能。


ベッドの上にはナイトウェア。これが結構肌触りが良くて気持ちいい。上下セパレートタイプ。

ベッド横に部屋内の電気を調整できるスイッチ、それからUSBケーブルと電源の指し口がある。

シャープの空気清浄機も完備。

バスルーム
バスルームは、そこまで広くないはずだが、十分広く感じた。

洗面台。

アメニティ類。

通常、クローゼットに置いてあるランドリーの案内は、クローゼットがないためここに。

パナソニック製のドライヤー。

スチームアイロン。スーツなどを来ていることを想定して、スラックスなどを簡単にスチームアイロンをかけることをイメージしているのだと思う。

スリッパは普通。

洗面台の後ろがトイレ。扉はない。

シャワーは2種類。ドイツの老舗メーカー「ハンスグローエ」のもの。

ミニバー

その上段には、水が。すごい数のボトルが用意されていた!これは、筆者が『THE GATE HOTEL京都高瀬川 by HULIC』に泊まった際にお願いしたときのことを記録していてくれて、それが違うゲートホテルでも共有されていて提供されたのだとしたらすごい。

アイスキューブ入れと簡単なコップ。

BRAUN製のホットポット。

ネスプレッソコーヒーマシン。カプセルは2つ。


下の段に冷蔵庫。

その下に、セーフティボックス。

仕事の環境
インターネットの速度
では、専用高速WiFiの実力は?下りが400Mbps、上りが290Mbpsだった。これはかなり速い。下りは、「マンダリンオリエンタル東京」の100倍。マンダリンオリエンタル東京は、早急にWiFiをアップグレードして欲しい。仕事の内容にもよるが、インターネット回線スピードによって仕事のパフォーマンスが左右される方は、ゲートホテルのモデストの方が良いだろう。

デスク周り

Vitra社の可動式デスク。デスクの右側にについているこのボタンで、上下に移動させる。上に上げれば、立ちながら仕事ができる。筆者は通常このスタイルなので、このデスクがあるのは、かなり嬉しい。

モニターはDELL製の24インチモデル。USB-Cケーブルは付いているので、Macbook Airに挿せはさっとその瞬間に大画面で使える。欲を言えば、もう少しモニターが大きい方が嬉しい。

デスクアームのおかげで、テーブルも広々使える。

モニターは90度回転させて、縦にすることも可能。

iPadを載せて、ライブニュースなどを観ながら仕事が可能。または、アップル社のサイドカー機能を使えば、2つ目の外部モニターとしても利用できる。

キーボードとマウスは、筆者はあまり好みではないため使わなかったが、好きな方には嬉しい装備。

窓からの景色
隣はすぐ首都高。でも、2重ガラスになっているのでそこまで騒音は気にならない。

レストラン
ランチ
ランチも、ホテルのレストラン「Anchor」でいただいた。3つのランチセットがあり、今回はランチセットを選択。

冬野菜と燻製ポテトの胡麻クリームサラダ

メインディッシュは、国産豚ロースのグリル サルサヴェルデと茸リゾット添えを選択。

食後の紅茶。

レストランの中。

ホテルバー(最上階)
ホテルの最上階にバーはある。

オシャレな廊下を歩いていくと…

「Terrace & Lounge」

テラス席があり、東京スカイツリーが見える。

二人の空間に入れ込めそうなソファー席も。

結構広い。

カバーのないタイプの席も。



建物の中にも数席あるが、テラスがメインのようだった。

基本情報
ホテルを比較した際に、特に違いが出やすい空間、機能、施設、サービスなどを比較。各カテゴリーに対応している場合は「⭕」が、対応していない場合は「❌」が付いている。定性的なかつ主観が入るようなものは、筆者の独断。判断基準の1つとなっているのは、この記事で。
空間演出
- ❌ 間接照明
- ❌ 観葉植物
- ❌ 天上の高さ
- ❌ 部屋からの景色
エンターテイメント
- ⭕ YouTube対応テレビ
- ⭕ ミラーリング機能
- ❌ スピーカー
- ❌ レコード
- ❌ ミニバーのセレクション
お風呂
- ❌ 浴槽・大浴場・サウナ
- ⭕ シャワーの水圧
- ⭕ ウォシュレット付き
- ⭕ 体重計(貸し出し)
- ❌ 豪華なアメニティ
- ❌ マウスウォッシュ
- ❌ ヘアアイロン貸し出し
寝室
- ⭕ 高級マットレス
- ⭕ スーツケースを開く台
滞在時間
- ⭕ 15時前のチェックイン
- ❌ 12時以降のチェックアウト
仕事関連
- ⭕ 外部モニター
- ⭕ 可動式デスク
- ⭕ WiFiの速度
- ❌ レターセット
- ⭕ ケーブルの貸し出し
- ❌ USB-Cのポート
その他の施設・サービス
- ❌ 荷物の受取り・部屋へデリバリー
- ⭕ ランドリーサービス〈有料〉
- ❌ ジム
- ❌ プール
- ⭕ スパ・マッサージ
- ❌ 美容院
- ⭕ 傘の貸し出し
- ❌ 荷物の長期保管
ホテルの場所・アクセス
最寄り駅は、JR中央・総武線の両国駅。両国国技館の向かい側にある。
タクシーを利用する場合は、配車アプリ『GO TAXI』が便利でお得。アプリをダウンロード後にクーポンコード『mf-pjah3t』を入れてもらえれば、今なら5,000円のクーポンが付与される。キャンペーンが終わっても2,000円のクーポンが付与されるのでぜひ。
予約方法
予約は、Booking.com、Agodaなどが良いだろう。色んなサービスが複合されたパッケージを予約したい場合は、一休 が良いことが多い。筆者は、Booking.com から予約した。
公式サイトからも予約できるが、だいたい旅行代理店サイトを経由した方が安いことが殆どだ。
今回の宿泊に関して
料金
今回は、Booking.com 経由で予約。モデストタイプで1名7,535円だった。日中コワーキングスペースを借りたりすることを考えると、そのスペースを備えたこの部屋に宿泊した方が圧倒的に安い。今後も日中仕事をしないと行けないときは、泊まることになると思う。
感想
THE GATE HOTEL シリーズのモデストは、かなり気に入って利用している。ただ、更に良くなることを願って敢えて改善ポイントを言うと、チェックアウトが12時というのは少し早い。せっかく仕事が効率良くなってきたタイミングで荷造りをして、チェックアウトをしないといけないのは辛い。それなら2泊以上宿泊すればということなのかもしれないが、そうできないときもあり、できれば24時間ステイなどの長期滞在プランを用意して欲しい。
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