江戸時代前期に塩や酒づくりで栄えた豪商のお屋敷や由緒あるお寺が美しい竹原。まるでタイムスリップしたかのような情緒あふれる町並みが広がる。その町並みの中に溶け込むように佇むNIPPONIA HOTEL 竹原製塩町。町に点在する分散型ホテルとして、建築意匠はそのままに快適性も備えてリノベーションを施した客室を用意している。
宿の紹介
ホテルの運営は、VMG HOTELS グループホテル。その全てがクチコミで高評価になるなど、話題のグループだ。その中でも一際人気になっているのが「安芸の小京都」竹原の歴史深いまちなみに溶け込む分散型ブティックホテルだ。
エントランス
メインの建物の1階はホテルのフロント、2階がレストラン会場となっている。この建物に部屋はなく、宿泊プランによって、竹原の町並みに点在しているNIPPONIAの部屋まで移動する。

今回筆者が宿泊したのは、その向かいにある元々は広島銀行の建物だった建物。その重厚感とスケールの大きさは圧巻。

ロビー
厳密にはロビーといが、広々とした贅沢な空間がお出迎え。各部屋へ行く途中の渡り廊下も広く、建物の大きさを物語っている。

靴を1階で脱ぎ、スリッパへ履き替えて各部屋へ。

今回は、2階の部屋。

お部屋
今回宿泊した部屋は『VMGグランド(4名定員)<檜風呂付> (ツイン)』。部屋の扉を開くとまず廊下があり、左手に竹原の町並みが見える窓。その反対側が内扉となっていて、部屋に入る。

部屋に入る様子。広いし天上も高い。

部屋の右側には押し入れがあり、ここに羽織とスリッパが。

これがないと寒すぎて外は歩けないし、部屋の中でも寒い。


押し入れ側から撮影。正面奥には、ミニバー。右手にツインベッドが。

まず、部屋の奥へ進み、ベッド周りを確認。間接照明と障子がとても良い雰囲気を出している。

障子を開いても、竹原の町並みが見え、これはこれで素敵。正面に見えている建物が、ホテルのフロントとレストランが入っている建物。

浴衣と足袋、それから寒さ対策の毛布が。

ヒーターや空気清浄機も完備。


部屋の奥から入り口を撮影。かなり広いことが分かる。

バスルーム
バスルームは、洗面台、シャワーエリア、浴槽、トイレがあり、綺麗にリノベーションされているために古臭さはない。

楽しみにしていた檜風呂。檜の香りが浴室に充満していてリラックスできる。

シャワーも文句なし。

これでいて追い焚き機能付きの浴槽。浴室の中からも、

外からも、操作可能。

CODAGEのハンドソープ。

それからVMGのオリジナルブランドのアメニティ。

ヘアドライヤー。

お手洗いはウォシュレット付き。

足元には寒さ対策でヒーターが置いてあった。確かにこれがないと風呂場は寒すぎる。

ミニバー
まず、スナック菓子とドリンクは、地元の物。これは嬉しい。

お菓子も知らないものばかりだった。

それに、スタッフおすすめのペアリングを手書きで書かれたメモが置いてあり、これはなかなか見ないサービスだと思い感動。

一方で、アールグレイなどのティーバッグはああmり特徴がないように感じた。

これは、熱燗を飲むための道具。沸かしたお湯を入れて、日本酒を温める。

瓶に入ったミネラルウォーター。

VMGのドリップコーヒー。

冷蔵庫には竹原の日本酒。

マッサンで一躍有名になったジャパニーズウィスキーの父、竹鶴政孝の日本酒。

その他にも地元のクレフトビールなど、(レモンビール)などが並ぶ。

こちらも瀬戸内のスナック菓子。

スモークドオイスターオイル漬。

仕事の環境
インターネットの速度
部屋にはWiFiも遠っていて、そこまで期待していなかったが、上り下りともに100Mbpsを超えていた。

デスク周り
デスクは、部屋の真ん中にある円卓テーブル。少し低いので、仕事には向いていないが、少しの間作業をする程度であれば問題ない。

基本情報
ホテルを比較した際に、特に違いが出やすい空間、機能、施設、サービスなどを比較。各カテゴリーに対応している場合は「⭕」が、対応していない場合は「❌」が付いている。定性的なかつ主観が入るようなものは、筆者の独断。判断基準の1つとなっているのは、この記事で。
空間演出
エンターテイメント
- ⭕ 間接照明
- ❌ 観葉植物
- ⭕ 天上の高さ
- ⭕ 部屋からの景色
- ❌ YouTube対応テレビ
- ❌ ミラーリング機能
- ❌ スピーカー
- ❌ レコード
- ⭕ ミニバーのセレクション
お風呂
- ⭕ 浴槽・大浴場・サウナ
- ⭕ シャワーの水圧
- ⭕ ウォシュレット付き
- ❌ 体重計
- ❌ 豪華なアメニティ
- ❌ マウスウォッシュ
寝室
- ❌ 高級マットレス
- ⭕ スーツケースを開く台
滞在時間
- ❌ 15時前のチェックイン
- ❌ 12時以降のチェックアウト
仕事関連
- ❌ 外部モニター
- ❌ 可動式デスク
- ⭕ WiFiの速度
- ❌ レターセット
- ❌ ケーブルの貸し出し
- ❌ USB-Cのポート
その他の施設・サービス
- ❌ 荷物の受取り・部屋へデリバリー
- ❌ ランドリーサービス〈有料〉
- ❌ ジム
- ❌ プール
- ❌ スパ・マッサージ
- ❌ 美容院
- ⭕ 傘の貸し出し
- ❌ 荷物の長期保管
ホテルの場所・アクセス
最寄り駅は、竹原駅。そこからはタクシーを利用するのも便利だ。タクシーを利用する場合は、配車アプリ『GO TAXI』が便利でお得。アプリをダウンロード後にクーポンコード『mf-pjah3t』を入れてもらえれば、今なら5,000円のクーポンが付与される。キャンペーンが終わっても2,000円のクーポンが付与されるのでぜひ。
予約方法
予約は、Booking.com、Agodaなどが良いだろう。色んなサービスが複合されたパッケージを予約したい場合は、一休 が良いことが多い。
今回の宿泊に関して
料金
今回は、一休のプライベートセール『45日前からの直前割25%OFF!竹原に溶け込む分散型ホテル<2食付> 』を利用し、約3万1千円。フルコースのディナーと朝食が付いていることを考えれば妥当だろうか?
感想
町家をリノベーションしたホテルは、最近は珍しくない。町並みに溶け込む建物に宿泊できるため、足を踏み入れてた瞬間にタイムスリップをしている感覚を味わえる。一方で、建築上の成約もあり、どこも冬場に宿泊するのは寒い。本当に寒い。冬場は、あまりオススメできないが、それ以外の春夏秋なら問題ないだろう。もしくは、冬のオフピークを狙って安く宿泊するのも選択肢のひとつだ。
今回は、夕食と朝食が付いたプランだったため、次回はそれを紹介したい。
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他のホテル宿泊記
この記事に使用している写真は、一部一休のサイトを参考にしています。
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