貞享3(1686年)創業の歴史を繋ぐ『松本十帖』に宿泊する機会があったので、今回から数回に渡ってその様子レポートする。第一回は、レセプションの様子。『松本十帖』には2つのホテル『小柳』と『松本本箱』があるが、そのいずれも、ホテルのレセプションは、ホテルから徒歩3分程の場所にあるカフェ『おやきと、コーヒー』で行う。
カフェの紹介
『おやきと、コーヒー』は、東京・中目黒のハンドドリップコーヒースタンド『artless craft tea & coffee』とのコラボレーションカフェ。ホテルから徒歩3分の駐車場横、湯仲間の共同浴場「睦の湯」の一角にある。1杯ずつ丁寧にハンドドリップしたほのかな酸味とアロマが特徴の中炒りコーヒーとおやきがいただける。
外観
歴史のある建物をリノベーションした『おやきと、コーヒー』。元々は、芸者さんがお仕事に出るまでの待合茶屋として使われていた空間で、かつて松本藩主の御殿湯(現在の枇杷の湯)が置かれ、武士たちの別邸が連なる「松本の奥座敷」と呼ばれるようになった浅間温泉。明治時代以降は文人に愛され、昭和に入ると20軒近い置屋と100人もの芸者さんがいたそう。
1階が、コーヒーを注文するエリア、ガラス張りで中が良く見える設計になっていて、中にも入りやすい。テイクアウトコーナーもある。

カフェとしての利用の場合は、1階の入り口を入り、カウンターで注文し、2階でいただける。
ホテルのレセプションとしての利用の場合は、カフェに到着するとすぐにスタッフが対応してくれ、2階へ案内される。
内観

2階は、デーブル席5つとソファ席1つがあり、ゆったりできる空間が広がる。

チェックイン
おやきとコーヒー
ホテルのレセプション待ちをしている間は、おやきとコーヒーをいただける。ここのおやきは、長野市青木島の「ふきっこおやき」とのコラボレーションのようで、化学調味料や食品添加物を一切使用していない「手づくりおやき」が特徴。定番の「野沢菜」や「つぶあん」はもちろんのこと、「さくら」や「青梅」などの期間限定の味、「トマト」や「レモン」などの松本十帖オリジナルおやきも用意。

今回は、定番の「野沢菜」をいただいた。


浅間温泉と松本十帖の案内
まずは、浅間温泉全体の案内から。手書きの地図が可愛い。松本十帖が浅間温泉にどう溶け込んでいるのかが分かる。
『松本十帖』とは、様々な施設が集まったその総称のことで、宿の名前ではない。宿は、2種類があり、子供も歓迎の『小柳』とブックホテルの『松本本箱』。

今回は、『松本本箱』に宿泊。
カードキーは、QRコードで読み取るタイプ。(この緑のカード入れに、QRコードの鍵が入っている)。

『松本本箱』と『小柳』の館内マップもいただき、一通りの説明を受ける。

ホテルの場所・アクセス
最寄り駅は、松本駅。そこからは路線バスかタクシーを利用するのも便利だ。
タクシーを利用する場合は、配車アプリ『GO TAXI』が便利でお得。アプリをダウンロード後にクーポンコード『mf-pjah3t』を入れてもらえれば、今なら5,000円のクーポンが付与される。キャンペーンが終わっても2,000円のクーポンが付与されるのでぜひ。
感想
最近、何かと話題で気になっていた『松本十帖』。レセプションは、ホテルとは別の場所にあると聞いて、少し面倒だと思ったが、実際行ってみた感想としては、これはこれであり。『おやきと、コーヒー』で預けた荷物は、2階で宿の説明を受けている間に、『松本本箱』へ運んでくれていたので、チェックイン後に自ら運ぶ煩わしさはなかった。ただ、『おやきと、コーヒー』と『松本本箱』の間には特に気になるお店やカフェはなく、そこの道中も何か今後開発されたらもっと良くなるのではないかと感じた。
この記事に興味を持ってくれた人がいれば、Twitter でフォローしてもらえると嬉しいです。
他のホテル宿泊記
この記事に使用している写真は、一部一休のサイトを参考にしています。
Related posts
About media
Ramps Blog は、ノマドによるノマドのためのブログです。日本、香港、シンガポール、タイ、台湾のノマド生活を通じて見えた景色、特に食、カルチャー、テクノロジー、ビジネス、アート、デザインなどについて発信しています。