僕は、このコロナ禍にも関わらず昨年末に日本に一時帰国した。前の記事でも書いたように、これはなかなか難しい判断だった。いくらリモートワークができると言っても、会社にいざというときに行く選択肢がないというのでは仕事にも支障をきたすし、さらに5週間ホテルに隔離されていて身動きが取れない状態が嫌だった。その中でも特に厳しいのが、香港に帰国時。空港に到着したらGPSを腕に付けられ、PCR検査を行い、結果が陰性だとしても、さらに21日間の強制隔離。さらにその隔離場所は、香港政府が指定した30軒のホテルの中から選ぶ必要があり、日本とは違って自宅での隔離は一切許されていない。
前回、【新型コロナ】香港政府指定の隔離ホテル、選ぶ上で重要なことを紹介したので、今回は尖沙咀(チムサーチョイ)に2017年に開業した新しいホテル「Kerry Hotel(ケリーホテル)」で21日間の強制隔離生活を行ったので、その詳細をお届けする。
今回は、部屋の様子から。
チェックイン
ホテルロビーを案内したいところだが、隔離ホテルになっているため、動線が厳格に管理されていた。空港から乗ったバスが地下駐車場の車寄せから、エレベーターに乗って仮設フロントへ。そこから直接部屋に案内されるプロセスになっている。

部屋までの道のり
今回宿泊したのは、15階のビクトリアハーバーが見える部屋。

5つ星ホテルなので、施設もレストランも人気があるものばかりですが、当然行くことはできない。


各部屋の外には、小さいテーブルが設置してあって、その上にその日の食事や、友人から届けてもらった荷物などを置くのに使われる。スタッフが荷物を置いたら、ドアをノックしてくれるので、その後にドアを開けて、非接触で荷物を部屋に取り込むことができる。

スタッフは、みんな青のビニールに包まれていた。

部屋の中
落ち着きのあるインテリアで高級感があった。

部屋の広さは、45平米だったので十分な広さがあった。





オープンなクローゼットもあって、長期滞在には便利。

隔離ホテル特別仕様ということで、布巾が何枚か、食器を洗うための洗剤とスポンジ、アルコール、衣類を手洗いするための洗剤が置いてあった。いつでも補充可能。電話一本ですぐに持ってきてくれます。

バスタブが付いているホテルが少ない香港において、これは本当に良かった!

シャワー室もあります、十分すぎる広さ。

めちゃくちゃ良い香りがするシャンプーセット。少し強すぎるぐらい。

トイレットペーパーも最初からたくさん置いてあった。


ネスプレッソマシンとカプセル、お水も最初から6本、ミニ冷蔵庫は一般的なものと同じ。これらはいつでもいくつでも補充が可能。



簡単な食器一式が置いてあった。毎日プラスチック製の容器に入っていると、少し飽きてしまうので、お皿に移して食べることも何度かあった。

入り口のドアの後ろには、脅しの文言が。

今回は、ハードの紹介。次回は、ソフト(サービス)を書こうと思う。ここが本当に他のホテルと違うはず。
未希 諒
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